2014年

2月

11日

No.6 「ミャンマー行きは危なくないのか?」

ミャンマー行きは危なくないのか?そんな恐れを抱いている人が多いのではないか。かく言う私も昨年11月ヤンゴンに行く前までは心の底に恐れを持っていた。しかし、現地に5日間滞在し、ミャンマー人の友人の案内でいろいろな所に行き、同行者と町中を歩き回っている中である程度解消したが、後でCFFの青年たちを連れてくることを考えると安易な答えは出せないと思っていた。
何が心配の種なのか?できるだけ客観的に考え、安心と言える線をどこまでは引けるのかQ&A方式で考えてみた。以下、私見であることをお断りしておく。

Q1: 長年、軍事政権が国民の言論を厳しく規制し、外国人観光客も制限して来た国が本当に民主国家に変わったのか?
A1 : 確かに1988年に国軍が民主化を叫ぶ学生、市民を武力で弾圧し、20年間タン・シェ議長が国を治めていたが、2011年に現在のセイン大統領に移ってからは急速に民主化が進み、政治についても自由に話せるようになり、観光客も急増している。この変化が持続するのか国際政治の専門家の間で議論されているが、元に戻ることはないだろう、というのが大方の見方だ。少なくとも2015年の総選挙までは大丈夫だと。

Q2: ぼったくりタクシーやスリはいないのか?
A2 : 欧州の国にもいるので、いないとは断言できない。リスク管理(乗る前に行先を言って料金を聞いてから利用する。路線バスの中にはスリが多いと言われているので、一人では利用しない)で対応するしかない。

Q3: 病気や事故に遇った時にすぐ対応してもらえるのか?
A3 : ヤンゴン市内の病院を訪問し調査済みだ。CFFツアーでは、ミャンマー人で日本語も英語もできる旅行業者が同行ガイドしてくれることになっているのが安心材料だ。YMCAスタッフともすでにコンタクトをとってあるので、非常事態の際には協力してもらえる。大事の場合には日本大使館に連絡する。

Q4: ビルマ語が全く分からなくても大丈夫なのか?英語は通じるのか?
A4 : 一般に大きなホテルやYMCA、空港、大きな店、レストランでは英語が通じる(歴史的に英国植民地の時期が長かったことが背景にある)。ツアーの案内、説明は上に記した日本語も分かるミャンマー人にガイドしてもらうので問題ない。

Q5: ミャンマー人は日本人をどう思っているのか?
A5 :インパール作戦など先の戦争においてビルマの人々を犠牲にした歴史があるが、アウンサン将軍が昭和天皇と会ったことがあり、また、軍事政権時代に日本からのODA支援を受けていた事もあってか、概ね友好的と言えるようだ。経済的には中国とのパイプが大きいが、日本企業の多くが最近ミャンマーに進出しようとしているので、これから官民レベルにおける関係作りが深まるのではないか。CFFは、規模は小さくとも人間同士の信頼関係を築く場として貴重な貢献をすると私は信じている。

Q6: 飲料水、シャワー、トイレなどの設備は? 衛生状態は?
A6 : 飲み水はミネラルウオーターに限る。YMCAホテルのシャワーには温水も出る。トイレは水洗。衛生状態について:ヤンゴン市内の道沿いには、その場で食べられる青空出店が並んでいるが、そこで食べるのはまず控えた方が良いでしょう。郊外の村の舗装されてない道路では埃が舞っている感じであった。スラムの高床式のバラックの家の下は、低地からしく水溜まりになっていて、病原菌発生源とならないか心配になった→裸足禁止。

Q7: 引率者はどんな人?
A7: 今度の第0回スタツアの引率は、二子石章さん(CFFフィリピン創設以来の大ベテラン、YMCA所沢の元総主事)、土屋弘道さん(マレーシア、フイリピンスタツワに何度も参加したことのあるベテラン)、田代美智華さん(CFFキャンプリーダー、インターン経験者、4月からCFFスタッフ)。安心してついて行ける人ばかりだ。
 しかし、ついて行くだけではなく基本的な注意はよく聞き、自分で感じ、よく考え、シェアできる主体的参加者となって頂きたい。それが体験を最大の価値に変換され、帰国後はリスクを恐れず現実的に対応できる生きる力として発揮されるに違いない。
*筆者は、夏のミャンマーキャンプに同行する予定。

Q8: ミャンマー人との人脈があるのか?
A8: 筆者が属する仙川キリスト教会は、これまで約20年間ミャンマーのクリスチャン(4家族8人+2人)と親密な関係を持って来た。その中の一家族は鹿児島国分教会の牧師家族で、他に今も仙川教会員として親しい交わりと持っている家族、今はアメリカに移住している家族、そして、第4の家族は、仙川教会で結婚式を挙げた後ミャンマーに帰国し、今回ガイド役をお願いしているチョウさん家族だ。日本語が上手な理由がここにある。
チョウさんと夫人は現在、ユアマバプテスト教会員としてスラムの子どもたちのために毎週土曜日食事、遊び、識字クラスを開いている事(Sharing Love活動)を11月の訪問で知った。そこで、スタツアの訪問地としてユアマ教会を入れることになったのだ。
ヤンゴンにはその他(YMCA, MIT/Miyanmar Institute Theology)にもつながりのある人たちがいるので、ツア中に何か問題に遭遇した場合には、直ぐに相談すれば助けて頂けると考えている。

 

吉野輝雄